2013年9月号

2013年9月号

■8月の活動報告

●8月4日(日)10~12時 「下田のもり」ウォーキングガイド

~ 下田の杜を お話やゲームで楽しみながら、ご案内 ~ 参加者18名

 「下田のもり」は周りを囲む台地と斜面林、豊かな湧き水と谷津が組み合わさった貴重な自然環境。ホタル坂の上から眺めると深い緑の森・草地・田んぼ・畑・小川・湿地・池など懐かしい里山風景が一望に見渡せる!

 【ホタル坂から下田の全景を眺める参加者】
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■かしわ下田の杜友の会 森さんのガイド
 →フクロウを頂点とする多様な生き物たちの棲みかであり、下田周辺を含む文化遺産として、また米作りや自然観察など地域や学校の生きた博物館としての教育機能をもつ柏市の財産であること。1996年に都市緑地(約2ha)として柏市最初の市民参加型公園として発足。現在はさらに周辺の私有地を含めた5haを「下田の杜(もり)」と呼び、今年度から旧齊藤氏宅跡地を日曜日毎に一般開放。市民の皆さんと下田を楽しく学べる「学習拠点」とし、案内人がガイドも行う。

■草地へおりて、草花やバッタの観察(緒方さんや廣沢さんのガイド)
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 【ショウリョウバッタ みつけた!】
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Q;さ~て、下田の草地には今何種類の花がさいているでしょう?(写真上)
A;ツユクサ、セイヨウタンポポ、ノギク、アカバナユウゲショウ、ムラサキツメクサ、ハコベ、ヒメジオン、キツネノマゴ・・・45種のうち25%は外来種ですね。田んぼにもナガエツルノゲイトウという新種の雑草がふえてます!
Q;では、草地のバッタの幼虫たちが大分大きく育ってきたので、見つけて観察してみましょう!(写真下)
A;これはショウリョウバッタ、 ほかにもオンブバッタ、イナゴ、トノサマバッタ、ツユムシ、クサキリ・・ヒゲを見て短いのがバッタ、長いのはキリギリスの仲間。キリギリスは足をこすり合わせ、コオロギは羽をこすって鳴きます。

✪植物観察のキーポイント✪(緒方さんのお話)
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 ①花・果実・葉をよく観察(目立つので調べやすい)
 ②それぞれの特長や違いを良く見る(ルーペなども使う)
 ③見つけたときにポイントをメモ(花びらの色、数・葉の形、付き方・状況‥生えてる場所、群生など)→ 名前調べ
 ④自分の得意分野をつくり、データベース化して自然の繋がりを調べる。

 →すると何を守っていくのかが見えてくる!
  それを次世代の子ども達に伝える
知る・守る・伝える が下田のキーワード!!

■田んぼやトンボ池(自然観察池)周り(高橋さんのガイド)
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 【全身真っ赤なショウジョウトンボ】
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 【ほら、ここはジャコウアゲハの幼虫が育つところよ】
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 猛暑でも下田の田んぼは冷たい湧き水で潤い、イネがスクスクと育っている。酒井根(=境根)は標高30m利根川水系と江戸川水系の分水嶺。下田を含む江戸川水系は谷津田の地形を生かし、以前は全て水田だった。豊かな水系と複雑な自然環境で、植物・昆虫・鳥類など多様な生き物が見られる。そして昆虫やネズミ、小鳥などがフクロウの豊富なエサになり、雛の子育てをして、毎年2~3羽巣立っていますよ!!

■さあ、斜面林を登って野馬土手へ!
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 斜面林は樹齢数百年の堂々たる杉がそびえ、ムクノキやアカメカシワ、椿やハンカチノキなど色々な種類の樹木が深い森をつくっている。
 そしてこの旧齊藤家の裏山には長さ約250mも続く野馬土手(野馬堀)が残されている。もともとの地形を利用して作られたような昔のままの姿で残されているのは非常にめずらしく、貴重な歴史遺跡だ。

■下田の野馬土手から見える昔の歴史!(下田の歴史に学ぶ会の木野さんのガイド)
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 日曜日毎に開放されている「学習拠点」はそもそもこの地に居を構えて300年になる齊藤家の母屋(写真奥の古民家)の前庭スペースにあたる。春には幻想的な白い花で覆われるナンジャモンジャ(ヒトツバタゴ)の木陰で語られる歴史絵巻・・・
 中世から近世への日本の歴史の変動期に西の応仁の乱と連動して起きた関東管領・太田道灌による「酒井根の合戦」はこの下田周辺が舞台だった!!そして1610年代初めに幕府直轄の小金牧がつくられるが、最初の牧は実はこのあたりだったのではないか?丁寧な古地図や古文書の資料の検討や解明が進めば、下田や酒井根の歴史的価値が明らかにされていくだろう。柏市の自然拠点としてまた、貴重な歴史文化を探求し今に伝える学習拠点としての存在感・期待感が大きく膨らむ。


●8月11日(日)9時~ 定例活動
■ゴミ拾い、草刈り←トンボの産卵最盛期なので、水路や池の水面を開ける草刈り
■田んぼのネット掛け←いよいよ垂れてきた稲穂を守るため
■畑ソバまき←去年収穫した種ソバを 耕した畑に蒔く(白いソバの花も楽しみですね!)

 【稲刈りまでに完熟してくださ~い!】
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■9月の活動予定

 ●9月8日(日)9時~ 定例活動:ゴミ拾い、草刈り
  稲穂は実ったかな~?!田んぼの稲刈りだよ~! 雨天決行
  ***泥田で汚れても良い服装(2枚重ねの靴下)で、帽子や着替え・タオル・水筒などもご用意下さい***
 ●9月29日(日)9時~ 自然乾燥した稲束を“脱穀” ←昔の農具を使うよ!

!!イベント予告!!
 ★10月13日(日) 柴田さんの里山講座
 ★11月10日(日) 里山まつり

  • 最終更新:2013-11-08 22:00:00

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